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眠れる森 最終回ネタバレ!15年前真犯人が一家を殺した理由と衝撃の結末を考察

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中山美穂さんと木村拓哉さん主演の「眠れる森」は1998年にフジテレビで放送されていたミステリードラマです。

 

15年前の殺人事件から始まる「記憶」をテーマにした野沢尚さん脚本の名作ドラマで、平均視聴率25.2%を記録し、大ヒットしました。

 

今回は「眠れる森」の15年前の殺人事件の真犯人や真相を含む最終回のネタバレについてご紹介します!

 



 

 

 

 

 

 

 

ドラマ「眠れる森」とは?全体のあらすじ

 

植物園で働く大庭実那子(中山美穂)は恋人の森喜一郎と結婚を控えており幸せな日々を送っていました。

 

過去の荷物を整理していると「僕はあなたをずっと見ていた。15年前の今日、眠れる森で逢いましょう」という怪しい手紙をみつけます。

 

ちょうど2日後、約束の日付だということに気付いた実那子は故郷の森に足を運びます。

 

そこにはハンモックで眠る怪しい男性直季(木村拓哉)がいました。

 

 

直季との再会により、実那子は15年前に自分の姉と両親が惨殺された市議会議員一家殺人事件の過去を思い出し、その真相に巻き込まれていくことになります…。

 

 

ドラマ「眠れる森」の主なキャストは?

 

 

大庭実那子役:中山美穂

 植物園で働く女性。15年前家族を殺されているが、記憶を操作されていた。

 

伊藤直季役:木村拓哉

 実那子の15年前の真実を知る男性。実那子に執拗に付きまとう。

 

濱崎喜一郎役:仲村トオル

 実那子の婚約者。常に優しいが、幼い頃母親が失踪したトラウマがある。国府の大学の同級生

 

中嶋敬太役:ユースケ・サンタマリアさん

 直季の友人。15年前の事件を直季と一緒に追う。由理が好き。

 

佐久間由理役:本上まなみさん

 直季の恋人だったが、4年付き合って突然別れを告げられるが、直季のことがずっと好き

 

国府吉春役:陣内孝則さん

 15年前の殺人事件の犯人として逮捕され、服役。仮出所して怪しい動きをしている。

 

玉置春絵役:横山めぐみさん

 国府と獄中結婚し、彼の無事を祈っている。兄と中華料理屋を営んでいる。

 

濱崎麻希子役:原田美枝子さん

 喜一郎の母。22年前に突然失踪したが、喜一郎の前に気まぐれに姿を見せる。

 

濱崎正輝役:岡田真澄さん

 喜一郎の父。画家である。

 

伊藤直巳役:夏八木勲さん

 直季の父。実那子を催眠療法により、記憶を操作していた。

 

 

 

 

ドラマ「眠れる森」で最終回までに明かされていった伏線のネタバレ

 

ドラマ「眠れる森」では毎回衝撃的な事実が明かされていくという見ごたえある内容でした。

 

最終回までに明かされてきた謎について解説します。

 

 

ドラマ「眠れる森」のネタバレを含む内容となりますので、ご注意ください。

 

 

「眠れる森」最終回前のネタバレ ①実那子の幼少期の記憶は直季のものだった

 

実那子は12歳の時に両親と姉を目の前で殺されるというショッキングな過去がありました。

 

その過去を忘れさせるため、直季の父が睡眠療法で記憶を操作していたことが判明。

 

 

実那子は家族を交通事故で亡くした、という記憶にすり替わっており、さらに「男の子とキャッチボールばかりしていた」という幼少期の記憶も直季が体験したことを元にしています。

 

 

直季が初回に「あんたは俺の一部だから」という意味深な言葉を残していましたが、それは彼の記憶が実那子に埋め込まれていたことを示唆していたのだと思います。

 

 

「眠れる森」最終回前のネタバレ ②実那子の本当の父親は直季の父親で、直季とは異母兄妹だった

 

実那子の過去を追っていくと、実は実那子は父親に虐待されていたことがわかります。

 

その理由は母の不貞により、実那子は父の実子ではないことが知られてしまったからだとわかります。

 

そして直季が知ってしまった実那子の本当の父親は自分の父でした。

 

実は実那子とは血のつながりがあり、異母兄妹であったことに直季は大きなショックをうけます。

 

 

「眠れる森」最終回前のネタバレ ③由理を殺したのは直季の友人の敬太だった

 

10話のラストでまさか殺された姿で発見された由理。

 

直季が由理との未来を考えていたタイミングでの残酷な結末でかなりショッキングでした。

 

由理を殺した犯人は実は敬太であると直季が気づき、彼を問い詰めます。

 

敬太は「由理は俺のものになった」と語っており、彼女を想う気持ちから殺してしまったことを告白。

 

そして敬太は直季に「隠れ家に眠ってる」という言葉だけを残してビルの屋上から飛び降りてしまいます。

 

 

ドラマの終盤で直季が恋人と親友を失ってしまうというかなりの鬱展開にかなりへこみました。。。

 

 

 

 

 

ドラマ「眠れる森」の最終回ネタバレありあらすじ!一家殺人事件の真犯人はまさかの彼だった

 

 

「眠れる森」の最終回のネタバレありのあらすじです!最後の最後まで衝撃の連続でした…。

 

 

直季の父の元で15年前のことを思い出す実那子

 

前回直季の父の直巳に封印していた過去の記憶を解放してもらうことになった実那子。

 

 

睡眠療法であの一家殺人事件の当日に戻り、実那子が家族が殺害された時に見た男は「国府」の顔でした。

 

血まみれの包丁を持ちながら国府は「いいかい、俺のことをしゃべったらおまえのことを殺しに来るぞ。しゃべってないか確かめにくるからな」と実那子につげるのでした。

 

 

しかし、犯人が去った後に喜美子を抱きしめる国府の姿も思い出したことから、記憶が混乱していることもわかります。

 

 

さらに実那子は友人の真人くんと「本当のお父さんの写真のペンダントをタイムカプセルに埋めよう」と言う約束の時間に戻っていました。

 

そこにあったのは直季の父の直巳の顔。

 

時間旅行の旅を終えた実那子は実の父が直巳であったことを知ったのでした。

 

 

直季は実那子に「幸せになれよ」と手を握りながら告げます。

 

 

 

そしてクリスマスイブ。実那子と喜一郎の船上の結婚式当日を迎えました。

 

スタッフの中には国府陣内孝則)の姿もいました。

 

 

国府は公衆電話から妻の春絵(横山めぐみ)の働く中華料理店に電話し、「俺のことは忘れてくれ」と伝えます。

 

 

実那子と喜一郎の結婚式が始まり、幸せそうな雰囲気で包まれているのを直季も見守ります。

 

直季が別室でタバコを吸っていると刑事の恩田から電話がかかってきます。

 

「実は、中島敬太(ユースケ・サンタマリア)の通話記録を調べていたが、最後に会話した男がわかった。持ち主がわからない携帯だ。

 

しかし、電波から相手の場所を特定できた。東京湾の上、君がいる船上の上だ。」

 

 

結婚式場に「010-×××-×××の携帯電話をお持ちのお客様、中島様より至急電話がほしいと連絡が入っております」というアナウンスが流れます。

 

 

そのアナウンスを聞いたと思われる怪しい男性がデッキに現れ、直季が声を掛けました。

 

その男性は喜一郎の父である正輝(岡田真澄)でした。

 

直季は「中島敬太は俺の目の前で亡くなりました。」と言うと正輝は驚きました。

 

正輝は直季に真実を話し始めます。

 

 

「佐久間由理(本上まなみ)から15年前の事件の件で話をしたいと電話があった。」

 

由理は直季を襲い大けがをさせたサンタクロースの素顔を撮影した写真を持っていたのです。

 

その後、敬太が正輝のアトリエを訪れたとき、2人はつながっているのではと考えましたがそうではなかった。

 

敬太は15年前の犯人を知っているという口ぶりでお金を要求してきました。

 

 

「あんたがゆりを殺すように頼んだんですか。」と直季が言うと正輝は敬太に写真を取り戻してほしいと依頼をしただけだと言います。

 

 

「じゃあ、あのサンタクロース誰なんだよ。あんたは誰をかばってるんだよ!」と直季が問い詰めると

 

「俺だよ」

 

 

と新郎の喜一郎が現れたのです。

 

 

15年前の真犯人がついに発覚…!

 

 

喜一郎は以前から敬太を雇っており、国府や直季の情報を入手していました。

 

「あの日は国府を刑務所に送り返す最後のチャンスだった。国府の仕業に見せかけて指名手配になればよかった。」

 

彼はサンタクロースに扮し、直季を襲い大けがを負わせ、その罪を国府に濡れ衣を着せようとしたのです。

 

 

喜一郎は父に「夫婦の誓いの儀式がもうすぐだ。時効成立まであと30分ないんだよ。」と言うのです。

 

 

直季は「ちょっと待てよ!いったい何があったんだよ15年前。」と喜一郎に言います。

 

 

喜一郎は「好きになっただけだよ、森田貴美子を。」

 

喜一郎はあの日の真実について語り始めます。

 

国府は貴美子の父親に交際を反対されていた。俺はどうやったって国府にはかなわなかった。それで国府にお似合いの地獄を思いついた。」

 

 

15年前のクリスマスイブ、森田家に押し入り、一家を殺害をしたのは喜一郎でした。

 

 

国府と実那子の姉貴美子は交際しており、クリスマスイブに駆け落ちをしようとしていました。

 

それを知っていた喜一郎が殺害を行ったのです。

 

 

「貴美子の体に刃物がすーーっと入っていった。目の前の自分のものになった実感だったよ。」

 

そしてその様子を見ていたのは妹の実那子でした。

 

 

すると森田家に来た国府がドアを開けようとする音がしました。

 

 

血だらけの包丁をもったまま喜一郎は実那子に言います

 

 

「いいか、俺のことをしゃべったらお前を殺しに来るぞ。絶対に忘れるな。しゃべってないか確かめに来るからな。」

 

直季は「なんで国府を殺さなかった」と問い詰めると、

 

喜一郎は「それじゃ意味ないんだよ。あいつにには恋人の家族を逆恨みして殺して無理心中しようとしたが自分だけ生き残ったみじめな男として刑務所に入ってほしかった。」

 

その日は母の失踪宣告が決まる日だったため、父と横浜の実家で一緒に過ごす約束をしていました。

 

事件のあった福島から横浜に急いで向い、父が帰宅する前に晩餐の準備を行いアリバイを作ったのです。

 

喜一郎は事件後憔悴している実那子に接触し、本当にしゃべってないか確認していたのでした。

 

 

その後上京して仕事をしていた実那子と喜一郎はコンサート会場の異臭騒ぎで偶然出会いますが、それを喜一郎は「不測の事態だった」と言います。

 

 

「俺は実那子を愛し始めていた。彼女の心の闇は俺の手によって与えられたものだから。

 

俺たちの結婚式はあの時の事件の時効成立のイブじゃなきゃいけなかったんだ。」

 

「実那子が知ったら許すとでも思ってるのかよ。」と直季は喜一郎を追い詰めます。

 

喜一郎は「許してくれないだろうな。でもそれこそが時効成立してからもおれが受け続ける罪の罰なんだよ。」

 

直季は携帯電話で喜一郎が語っていた内容をつないでいましたが、すでに時効まで5分と間に合いそうにありません。

 

 

喜一郎は「もうこれ以上邪魔しないでくれ。俺は裁かれるなら実那子に裁かれたい。」と言ってクリスマスイブのカウントダウンと夫婦の儀式に向かいます。

 

 

 

船ではカウントダウンとともに夫婦の誓いの儀式が行われようとしています。

 

喜一郎と実那子の前に集まる参加者。そしてついにベルが鳴り、無数のカメラのフラッシュが新郎新婦を包みます。

 

その光を受けて、実那子はあの日の事件当日のことを思い出してしまったのです…。

 

 

実那子は悲しみに顔をゆがめながら横にいる新郎の喜一郎を見つめます。

 

その表情を見て悟った喜一郎は「さあ、俺を憎んでくれ」と言ったのです。

 

2人の様子を見た直季は急いで実那子の元に駆け寄ろうとします。

 

実那子は持っていたグラスを割ってしまい、傷が出来て血が広がり、悲鳴を上げます。

 

数人のスタッフが片付けに入り、その中にいた国府が喜一郎に近づき「時効成立おめでとう」とささやくと、彼をナイフで刺したのです。

 

実那子は倒れ、直季が支えます。

 

「急所は外した」という国府に喜一郎は「どうして。ちゃんと殺せよ。」と言います。

 

「俺はまた刑務所に入る。仮出所になってまたお前を刺しに来る。一生それの繰り返しだ。

 

俺がお前の前に現れるたびお前にはこういう傷が増えていくんだ。これがお前一生かけて味わう地獄だ。

 

 

国府はスタッフに取り押さえられます。

 

 

そして倒れた喜一郎は実那子にナイフを差し出し「もっと深く刺してくれ」と懇願。

 

 

一度ナイフを手にした実那子ですが、ナイフを落とし、喜一郎の傷を止血しようとするのです。

 

 

喜一郎はスタッフに運ばれていき、母を見つけます。

 

母は「あなたは生きるの。生きて。生き続けて。」と喜一郎に語ります。

 

しかし、その母の姿は喜一郎にしか見えていませんでした。

 

 

実那子は「眠い」と言って直季の胸で静かに眠りにつきます…。

 

 

 

 

実那子と直季の運命は…驚きのラストシーン

 

 

直季の父の森のコテージで実那子は過ごしていました。

 

父は「久しぶりの外出だから無理しちゃだめだよ」と出かける実那子を見送ります。

 

 

実那子は森の中を散歩します。

 

 

実那子は喜一郎を憎み切ることができませんでした。

 

国府の地獄に耐えられなかった喜一郎は恐怖の世界に逃げ込むしかありませんでした。

 

生きて、生き続ける…

 

とつぶやきながら病院内の個室で喜一郎は母の絵を見つめていました。

 

 

実那子は「私も生き続けなければならない」と決意します。

 

 

森のハンモックの横で実那子は差出人のない手紙を読みます。

 

それは直季からの手紙でした。

 

 

「親父のところで元気を取り戻した頃俺たち再会のやり直しをしないか。場所は俺たちの眠れる森。

 

眠れる森の美女はどうして目覚めたばかりなのに王子様のプロポーズを受けたのかって

 

眠れる森の美女は眠ってなんかいなかったんだ。王子様が魔女と対決することを薄目でみていたんだ。

 

王子様にほだされて一緒になってやろうと思ったんだ。」

 

 

花を買って直季は電車に乗って森のある「中之森駅」に向かいます。

 

 

そこで同じ駅に向かう少女に出会います。

 

 

少女は中之森駅に降り立ちますが、直季は電車から降りずに静かに涙を流して目を閉じて倒れていました。

 

 

実那子はハンモックで直季のことを想いながら「私もあなたと生きていきたい」と手紙に答えるのでした。

 

 

 

 

 

 

 

ドラマ「眠れる森」の最終回で判明した衝撃の事実!ネタバレありで考察

 

 

最終回までハラハラドキドキの展開の「眠れる森」でしたが、特にラストシーンは衝撃的でした。

 

特に最終回で明かされた数々の謎の真実について考察してみました。

 

 

眠れる森最終回を考察 ①一家殺人事件の真犯人は喜一郎!殺した理由とは?

 

15年前の殺人事件の真犯人は国府ではなくまさかの喜一郎でした。

 

彼が一家を殺したのは実那子の姉の貴美子を愛しており、彼女に対する歪んだ想いと独占欲から彼女を殺害したのでした。

 

そして貴美子と交際していた国府への怒りをぶつけるために、その罪を国府になすりつけたのでした。

 

一見さわやかで実那子にも優しかった大学生の国府と喜一郎。

 

 

同じ女性を愛してしまったことにより、こんなにも大惨事かつ友情の破滅が起きてしまうなんて…。

 

 

喜一郎は国府に地獄を与えようとしましたが、さらに国府も喜一郎に地獄を与えようと接近。

 

ある意味似た者同士の友人だったのかと思うとぞっとします。

 

そして記憶を忘れていることをいいことに実那子の婚約者になるとはなんと大胆な犯人だったのでしょうか。

 

もちろん一番の被害者は実那子も含めた森家なのですが、前科者になり、喜一郎への復讐することだけを考えるようになってしまった国府もまた被害者なのだと感じました。

 

 

 

 

眠れる森最終回を考察 ②敬太の最期の一言「隠れ家に眠っている」の意味とは?

 

敬太が直季の目の前でビルから飛び降りた時につぶやいた「隠れ家に眠っている」については作中言及される場面がありませんでした。

 

敬太は喜一郎の密偵のようなことをしていたため、彼と接触する中で彼が15年前の犯人であることに気付いたのではないでしょうか。

 

「隠れ家に眠っている」の意味は隠れ家で実那子が直季の父に記憶の操作をされていたということを意味するのだと思います。

 

その実那子の眠らされた記憶の中に喜一郎の存在があると敬太は伝えたかったのではないでしょうか。

 

敬太もまた喜一郎と同じ理由で好きだった由理を殺害しており、ある意味鏡のような2人だったのでしょう。

 

 

眠れる森最終回を考察 ③ラストシーンで直季(木村拓哉)は死んだのか?死因は?なぜバッドエンド?

 

直季が眠れる森に向かう途中、眠ったような姿でドラマの終わりを告げました。

 

多くの方が「直季は死んだの???」と戸惑ったことでしょう。

 

花屋で花束を買った帰り、よろめくような様子が描かれており、直季のラストを予感させるシーンでした。

 

直季はサンタクロースに扮した喜一郎に頭を殴打されていましたが、ろくに治療を受けずに退院をしてしまいます。

 

頭に打った傷が原因で脳出血などが時間差で起きてしまい、電車の中で眠るように亡くなってしまったのだと考えられます。

 

 

当初見た時は衝撃的で「なんで直季を死ぬ結末にしたんだ…」とショックな気持ちでいっぱいでしたが、

 

改めて考えてみると実那子とは同じ父親で兄妹という関係であり、お互い惹かれあっても結ばれてはいけない運命だったため、

 

こういう結末にするしかなかったのでは…と感じました。

 

 

 

 

 

ドラマ「眠れる森」を見た私の感想!とにかくすごいミステリーの名作!

 

 

「眠れる森」は当時リアルタイムで見ていた記憶はあるのですが、改めて今の時代で見ても非常に緻密に作られた最高のミステリーだなと思います。

 

 

ショッキングな展開の連続で時に残酷な運命も容赦なく描いていくところが野沢尚さんの脚本らしいなと感じました。

 

 

真犯人の謎についても「実は実那子だった?」と思わせておいて、実那子が思い出した顔は「国府」だったり、さんざんひっぱっておいて実は実那子の一番そばにいた「喜一郎」だった、という鬼畜な話だなんて…。

 

 

今は時効がなくなりましたが、時効がある時代だからこそのクリスマスイブの結婚式の意味の重さがあり、最終回への盛り上がりがありましたよね!

 

 

また、最終回前に「敬太はなぜ由理を殺したのか」と驚いていたのですが、「由理が俺のものになった」という敬太と、喜一郎の殺害理由は重なっており、「お前もか…」という気持ちになりました。

 

 

敬太と喜一郎、くしくも関わっていた2人は同じ歪んだ愛情を秘めていたことがわかります。

 

特に喜一郎は突然失踪した母親の姿をことあるごとに目撃しています。

 

喜一郎が国府に刺された後にも登場しますが、彼女は現実にはいないことがわかります。

 

おそらくドラマの中で喜一郎が見ていた母はすべて幻影だったのでしょう。

 

 

ちなみに某ミステリー映画にて仲村トオルさんが実は真犯人でした!という作品があるのですが、その時にこの「眠れる森」の最終回を思い出しました。

 

それにしてもこの時の木村拓哉さん、めちゃくちゃかっこよすぎですね…。

 

この色気と存在感、今の同じ年代のアイドルでは並ぶ人はいないのではないでしょうか。

 

(もちろん年齢を重ねた今も素敵ですが!!)

 

美しくも切ない素晴らしいミステリードラマでした。

 

 

まだ見たことがない、もう一度見たい、という方はぜひチェックをしてみてください!!