今日も明日もドラマライフ

ドラマや映画が好きな筆者のブログです。

映画あんのこと ネタバレありあらすじ! 実話に基づいた物語 少女が選んだ残酷な結末とは

(当ブログはアフィリエイト広告を利用しています)

入江悠監督、河合優実さん主演「あんのこと」は2024年公開された映画です。

 

実話にした衝撃的なストーリーで、日本アカデミー賞河合優実さんが優秀主演女優賞など話題となりました。

 

 

今回は映画「あんのこと」のネタバレありのあらすじと私の正直な感想レビューをまとめました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

映画「あんのこと」の主なキャストは?

 

香川杏…河合優

多々羅保…佐藤二朗

桐野達樹…稲垣吾郎

香川春海…河井青葉

香川恵美子…広岡由里子

三隅紗良…早見あかり

 

 

 

 

 

 

映画「あんのこと」ネタバレありあらすじ!実話に基づいた過酷な少女の物語

 

 

映画「あんのこと」のネタバレを含む内容となりますので、ご注意ください!

 

 

 

この映画は実際にあった事件に基づいている

 

 

 

杏は一人で街を歩いていました。

 

 

 

杏は母親に虐待を受けながら、母に言われるままに体を売って生活。

 

さらにシャブ中毒となっていました。

 

ホテルで男性客の前に「先に金。」と言い、財布から強引に札束を取り出しそうとし、男ともみ合いになっていると、男が倒れてしまいます。

 

杏はホテルの部屋から出ようとすると清掃のおばちゃんと目が合います。

 

 

 

杏は薬の使用で警察に捕まり、刑事の多々羅から事情聴取を受けることに。

 

リスカやってるのか。腕カチカチだ。」と多々羅は声を掛けます。

 

「金撮れたのかな、シャブ打つ前に客から金取れないとあぶねえぞ。

 

使い始めて何年だ。その顔じゃ3年以上経ってるんだろう。最初は無理強いか?」

 

「早く令状持って来いよ。」という杏。

 

「令状取ったら即逮捕。情状酌量の余地が減る。

 

警察でも力になれることがある。シャブやめたいなって言う気持ちがちーっとでもあるならここで話した方が楽になる。

 

しかし杏は「だから令状持って来いって言ってるんじゃん」とかたくなです。

 

多々羅は立ち上がり、上着を脱ぐと、集中、脱力、放出と言って体操を始めます。

 

「お前もやれ」

 

 

多々羅は机の上に座り、「シャブを抜くにはヨガがいいんだよ。規則正しい生活と適度な運動が。」と言いますが、杏の視線はあきらかに引いていました。

 

 

「汗出てきた!デトックス!これがいいんだよ!」

 

多々羅は逆立ちをはじめ、その様子を見て杏はズボンの中に隠していた薬を出します。

 

 

杏は多々羅と一緒に街を歩き、一緒にラーメン屋に行きました。

 

多々羅はラーメンを食べながら薬物の自助グループの「サルベージ赤羽」のチラシを渡し、「クスリを辞めたかったら来い。週2でやってる」と杏に言いました。

 

杏は自宅のアパートに帰宅すると男が部屋から出てベルトを締め直していました。

 

帰宅すると、下着姿の杏の母が「ばあさん、ママ帰って来たよ」と言います。

 

「どこに行ってたの?」と聞く母晴海に杏は「ちょっと」と答えました。

 

「どこいってたんだよ!ばばあ餓死させんのか!」と母は杏を殴りつけました。

 

 

「シャブ使う金あるなら家に入れろって言ってるんだろ!早く売って来いよ!」

 

 

母親に殴られ、ゴミだらけの家で杏は呆然としていました。

 

 

杏は多々羅と一緒に市役所で生活保護の相談をしますが、「お母さんまだ働き盛りだし、おばあちゃんも65ですよね。

 

公団住まいだし、みんなで働けば家族分すぐ稼げますよね。」と断られてしまいます。

 

 

多々羅は「だから自立して生活を立て直したいの。小学校出てないからいきなり就職とか無理なんだって!」と反論。

 

「義務教育放棄したのは自己責任です。生活保護は皆さんの税金を使うのですから。」

 

「あんたも税金で給料もらってるだろ!!俺もだよ!!困っている人助けるのが俺ら公務員の仕事だろ、ちゃんと仕事してくれよ!」と多々羅は声を荒げて言います。

 

「こちらとしても誰にでもお出しできるわけではないので」と職員は対応。

 

「こいつがシャブ中なって犯罪者になってもいいのかよ!誰か人を刺したらお前らの責任取れるのかよ!!」とさらに憤ります。

 

 

役所を出た多々羅は煙草を吸い、杏は「とりあえず売春辞めろ。薬やめるには自分を大切にするところからだ。

 

何か夢中になれることを探せ。シャブやめたいんよな?」と聞くと、杏はうつろな目で「うん」と答えました。

 

 

杏が自宅で冊子を読んでいると、おばあちゃんが「何を読んでるの?」と聞いてきました。

 

 

杏がサルベージ赤羽を訪れると、薬物使用者が自分の近況を語っていました。

 

 

そこには刑事の多々羅と取材する記者の桐野がいました。

 

 

杏は話をふられるも「パスで」と答えました。

 

 

多々羅は参加者にヨガを教えていましたが、杏は後ろで見ているだけでした。

 

「20年、30年やめていてもたった1回が命取りになるやつを俺は何人も見てきた。

 

だから今日、それから明日、薬を使わなかったら日記に丸を書け。1日1日の積み重ねだ。

 

1日が1週間になる。1年になる。いいか、積み重ねだ。」と多々羅は参加者に強く言いました。

 

 

桐野は杏に「多々羅さんって面白いですよね。3年くらい付き合ってるんですけど、警察ぽくないっていうか。」と話しかけ、名刺を渡します。

 

 

 

杏は介護施設で働くことになりました。

 

雑貨店で手帳とヨガマットを買い、ヨガマットをプレゼント用にします。

 

帰宅して杏はおばあちゃんにケーキを差し出しました。

 

 

おばあちゃんはいちごのショートケーキをお箸でおいしい、と言って食べます。

 

そこに酔っぱらった母が男と一緒に帰宅をします。

 

 

杏はおばあちゃんを別の部屋に避難させます。

 

 

母は杏の荷物を勝手に探り、お金を巻き上げようとします。

 

「誰が生んだと思ってるんだ!」と母は杏をなぐり、ヨガマットもぐちゃぐちゃにしてしまいます。

 

 

雨が降る夜、多々羅は車を運転し、路上にいて泣いている杏を見つけ、優しく抱きしめます。

 

多々羅は「大丈夫、大丈夫」と声を掛けていました。

 

 

 

多々羅は杏の職場に行き、「悪徳すぎるだろ、この月20日働いて5万はおかしいだろ!」と憤ります。

 

 

サルベージ赤羽に杏が参加している中、桐野が「どうして介護施設じゃないとダメなんですか」と聞きます。

 

多々羅は「ばあさんの介護をできるようになりたいって。ばあさんがいろいろ助けてくれたから。仕事選べる身分じゃないだろ」と答えます。

 

桐野は「取材でお世話になったところがあるんで、聞いてみますよ」と言いました。

 

 

桐野が電話を受けると「刑事の件どうなってるの」と上司からせっつかれます。

 

 

 

杏は桐野の紹介の介護施設で面接を受け、「中学校出てないの」と言われてしまいますが、

 

「真面目にやれるなら働いてください。まずはトライ。ダメだったらその時は一緒に考えればいいよ」と言ってもらいます。

 

 

杏は施設で真面目に働いていました。

 

 

ラーメン店で初給料のお祝いで多々羅と桐野と乾杯をします。

 

杏が手帳に日記を書いていましたが、漢字がわからない杏が書く日記は全部ひらがなでした。

 

「きゅうりょうってどう書くの?」と聞き、桐野がメモを書いて教えてくれました。

 

 

「来ますかね」と公園で多々羅と桐野は待っています。

 

 

 

 

杏が帰宅すると「ママおかえり。私がこないだ買ったイヤリング知らない?」と母が言います。

 

「最近見かけなかったけどどこに行ってたの?」と言い、何も言わない杏に無視してるんじゃねーぞ、と母はつかみかかります。

 

 

待ってた多々羅と桐野は荷物を持って出てきた杏を迎え、「よし!!今日は俺がおごる!」と言いました。

 

 

杏はシェルターに入ることが決まりましたが、3人で昼間からお酒飲んで遅刻してしまい担当者に怒られてしまいます。

 

「シェルターはDVなどの被害に遭った女性が匿ってもらえる場所で、友人であっても中に入ることはできません。」

 

「家賃は無料ですが、生活を立て直してなるべく早く出ていくことが目標です。」

 

 

杏はワンルームの部屋を見て「すごい」とつぶやきました。

 

 

 

杏の日記には薬を絶った〇が増えていきました。

 

サルベージ赤羽で自分のことを語ります。

 

「お金がなかったのでスーパーで万引きをしました。それが学校にばれてがっこうには行かなくなりました。売りをやったのは12の時で、相手は母親の紹介でした。

 

私もやってんだから、ママもやってよ、と言われて。ママって言うのは私のことで。

 

覚せい剤は16の時にやくざみたいな男にすすめられて、警察にはつかまらなくて辞めるきっかけがなかったし、そのままずるずる使って、去年捕まって、多々羅さんに出会って、辞めるきっかけができました。

 

私みたいなバカでも、優しく見守ってくれて本当に感謝しています。ありがとうございます。」と杏は頭を下げて発表をしました。

 

 

多々羅は杏を「よく話した!」と抱きしめます。

 

 

多々羅のヨガ講座も杏は参加をするようになります。

 

 

「ミヤビさんって最近来てないんですか?」と桐野がスタッフに聞くと「やめちゃったみたいです。個人的なことじゃないですか。」と言われます。

 

 

杏は真面目に介護施設で働いていましたが、母親が施設に乗り込んできていました。

 

「お前さっさと出て来いよ!家にも帰ってこねえで!」とつかみかかる母。

 

 

社長は「出ていけ!出て行かねえなら警察に連絡するぞ。」と母を恫喝します。

 

「帰ってよ」と杏は母親を突き飛ばすと、「ばあさん死んだからお前のせいだからな」と言い去って行きました。

 

 

桐野が社長に「どうしてばれたんですか」と聞きに来ます。

 

雇用契約に書いてもらったのが実家の住所だったんで、そっちに給与明細送っちゃったみたいなんです。」と答えます。

 

桐野は「杏ちゃん」と声を掛けますが、杏はその場から去ってロッカーに行きます。

 

「辞める必要はないよ。何かあったらみんなで考えればいいって。皆には僕から説明しておくから。これまで通り真面目に働きなさい。」

 

「すみません…。」と杏は涙を流します。

 

「あなたと母親は別の人間だ。母親の問題まであなたが背負う必要はない。やりたいと思うことをやりなさい。」と社長は声を掛けました。

 

ありがとうございます、と杏は言います。

 

 

杏は桐野、多々羅と一緒にカラオケに来ていました。

 

多々羅は歌えよ、と杏に言いますが、杏は「学校で習ってないの」と言い歌いませんでした。

 

杏がトイレでいなくなった後、桐野は「ミヤビさんて最近来てないですよね。何かあったんですか」と聞きます。

 

多々羅は「男か、クスリだな」と答えます。

 

「あれだけ頑張ってたのに。」

 

 

多々羅の歌うランナウェイを聞きながら桐野は考えていました。

 

 

 

杏は小学4年生ぶりに学校に行くことを決めます。

 

そこには外国人たちや長年学校に行ってなかった人が通っていました。

 

授業では尊敬語などの敬語の授業をしており、給食の支給もあり、同級生たちと交流もしていました。

 

 

 

杏はラーメン屋で桐野に勉強を教えてもらっていました。

 

そこに多々羅がやってきて、桐野は電話の対応をしていました。

 

 

 

桐野は喫茶店にミヤビと一緒に連れてきた男性と話をしていました。

 

「本当に大丈夫なんですよね。相手、警察じゃないですか。シャブで前科あるし怖いです。」

 

「事件が本当なら弁護士を立ててミヤビさんに二次被害が出ないよう配慮します。」と桐野は答えます。

 

 

ミヤビは一緒にいる男性に「あれ見せていい?」と聞くと、スマホのラインのメッセージのやり取りを見せました。

 

「いつからですか?」

 

「通い始めて3か月くらい。最初は肩もみとかマッサージから。だんだんそういう感じになって。

 

ぶっちゃけこっちもクスリ再犯しているし。相手警察だから何も言えないって言うか。」

 

さらに録音機を取り出し、「聞けばわかるよ」と桐野に音声を聞かせます。

 

 

そこには多々羅の罵声が録音されていました。

 

 

桐野が上司に報告すると「リーク通りだ。多々羅はサルベージ赤羽を私物化し、女性に手を出している。あと2人は被害者みつけて証言取るぞ」と言いました。

 

 

桐野が「リークってどこですか?」と聞くと上司は「多々羅をよく思ってないやつだよ。」と答えました。

 

 

多々羅は警察の会議にも参加せずにいました。

 

 

桐野はサルベージ赤羽で多々羅と親しそうにしている杏のことを見ていました。

 

 

多々羅と杏は焼肉を食べに夜の街に消えていきます。

 

 

 

そして新型コロナウイルスの感染が広がっていったというニュースがテレビで報じられるようになりました。

 

介護施設のスタッフや利用者もマスクをするようになります。

 

 

杏の施設でも「保健所の指導により、スタッフの数を減らさなければいけなくなった。非正規職員の皆さんにはお休みをしてもらうことになります。」と社長は頭を下げます。

 

杏と仲が良かった原さんは「嫌だよ。戻った時に俺天国にいるかもしれない。」と言いながら杏を見送りました。

 

杏の通っている学校でも、「3月2日からお休みになります。」と言われました。

 

杏は名残惜しそうに教室を出ます。

 

 

 

桐野は公園で多々羅に録音データを示し、「これはホテルで録音されたものです。この声は多々羅さんのもので間違いないですか。」と問います。

 

「これは多々羅さんとミヤビさんのやり取りで間違いないですか?」

 

「ミヤビさん含めて3人の証言が取れています。全員サルベージにいた方です。関係を持ったことは認めますか?」

 

「警察官と薬物更生者、その不均衡な立場の違いを利用したと思いますか?」

 

多々羅はすべての質問に対してノーコメント、と答えました。

 

 

「一個人として聞きます。杏さんともこのような関係を持ちましたか?」

 

「一個人として俺も聞く。その記事が出たらサルベージも終わる。集まりを支えにしていたやつ、薬をやめてたやつは。」

 

「脅迫ですか。」

 

「最初から記事書くために近づいたのか。」と聞くと、多々羅は桐野から去ります。

 

が、もう一度戻ってきて、桐野を倒しました。

 

 

桐野は多々羅の告発記事が書かれた週刊誌記事を見せ「杏ちゃんはこういうこと要求されなかった?」と聞きます。

 

「警察…警察はどうなるの?」

 

「多々羅さんは辞表を出した。職務中のことだから逮捕されて裁判になると思う。」と答えます。

 

杏は週刊誌を投げつけて行ってしまいます。

 

 

多々羅は逮捕され、荷物を出すと、スマホに杏からの着信がありましたが、電源を切ってしまいます。

 

 

杏は自宅で漢字ドリルの勉強をしていましたが、隣の部屋から母親の怒号と子供の泣き声が聞こえており、集中出来ません。

 

 

朝、杏の家のドアを叩く女性の声で起きます。

 

ドアを開けると、泣いている子供を「1週間預かってくれない?」とお金と食料を押し付けて女性は出て行ってしまいます。

 

杏は女性を追いかけるも逃げられてしまいました。

 

仕方なく杏は子供の世話をすることに。

 

 

ドラッグストアに入り、「この子のおむつってどれですか?」と聞き、店先でおむつを取り替えます。

 

ドラッグストアにあったベビーカーを借り、帰宅する杏。

 

どんぐりころころの歌を聞きながら寝かしつけをしました。

 

 

立ち入り禁止のテープがついている公園で杏は子供と一緒に遊びます。

 

 

ご飯を食べようとラーメン屋に行きますが、休業中の張り紙がありました。

 

 

家でハンバーグを作り、食べさせようとするも泣きながら苦戦。

 

のりたまごはんをようやく食べ、一緒に遊びます。

 

 

隣人の三隅沙良は息子の隼人を隣人の香川杏に預けたことを刑事に話していました。

 

「そのことを後悔していますか?」と問われます。

 

 

 

ある日、隼人は風邪をひいてしまい、隼人をベビーカーに乗せて外に出ると母に見つかってしまいます。

 

「いつの間にガキなんか。すげー探したんだけど。」

 

「行かないし、帰ってよ。」と杏は答えます。

 

 

「ばあさんコロナかかってるかもしれなくて。咳してるから入れないし。保険証ないから病院電話しても意味わかんなくて。

 

一回帰ってきてよ。ねえママ。一生のお願いだから。」と母は杏にすがります。

 

 

杏は隼人と一緒にバスに乗って、自宅に帰宅します。

 

 

おばあちゃんはテレビを見ており、「杏ちゃん」と声を掛けます。

 

 

「ママがいないと餓死するからね。金稼いできてよ」と隼人を抱っこしてしまいます。

 

杏は「返して!」と言いますが、「家族ほったらかしておいて何様だ!早く金作ってっこいよ!早く体売って来いよ!」と母は脅します。

 

隼人は泣き叫んでいました。

 

「子供だけ返して」と杏は言います。

 

 

杏が呆然としながらお金を持って家に帰ると、隼人がいませんでした。

 

 

寝ている母親に「隼人は?」と聞くと「すげー泣いてうるせえから、役所に電話したら児相が連れてった。」と答えます。

 

「ほんと?」と杏は呆然としながら聞きます。

 

「なんだよ、その顔。あっち行けよ。」

 

杏はキッチンにあった包丁を手にします。

 

おばあちゃんは「杏ちゃん」と止めようとします。

 

なにそれ、と母は言います。

 

「お前、親刺せるのか。やれるもんならやりな。」とタバコを吸いながら母は言いました。

 

しかし、杏は手から包丁を落とします。

 

 

 

杏は人気がなくなった繁華街をうつろな目で歩いていました。

 

 

電線にカラスが止まっているのを見つめています。

 

 

自宅のシェルターに戻り、注射で薬を打っていました。

 

隼人のおもちゃを見つめながら、毎日書いていた日記を書こうとします。

 

杏は書こうとするも呼吸が荒くなり、キッチンのガスコンロで手帳を焼きますが、いったんやめ、ノートの数ページを破いてから残りを焼きます。

 

窓から外を見ると飛行機雲が見えました。

 

杏は窓を開けてベランダに出て飛び降りました。

 

 

部屋にはおもちゃと焼け焦げた日記帳が残されていました。

 

 

逮捕された多々羅は刑事から話を聞きます。

 

 

桐野がマンションにかけつけると、警察が野次馬を交通整理をしていました。

 

桐野は事態を察知し、崩れ落ちました。

 

 

 

桐野は多々羅の接見に訪れます。

 

「俺があの記事、書かなかったら、多々羅さんが逮捕されなかったら、彼女、まだ生きていたんですかね。

 

サルベージも続いていて、多々羅さんがここにいなければ。

 

杏ちゃん、死ぬ前に相談できていたんですかね。」

 

 

「わかんねえよ、そんなことは。」

 

桐野は涙を流します。

 

「これまで見てきた経験上、薬物のせいで自殺する人はほとんどいない。死よりまた使いたくなるからです。

 

彼女…彼女が死んだのは…、それまで積み上げてきたものを自分で壊してしまった。自責の念だと思います。

 

彼女は…クスリを辞められていたんです。彼女は……クスリを辞められていたんです。」

 

 

 

男性は遺された手帳の切れ端を出し、三隅に「見覚えありませんか?」と差し出します。

 

「これ、隼人がダメなものです。アレルギーとか。」と言います。

 

三隅は遊んでいる隼人に「いっぱい料理作ってくれたんだね。」と声を掛けます。

 

男性は「お子さんに怪我とかなかったんですか?」と聞くと「いいえ。児相から取り戻すのは大変でしたけど、今こうして隼人と一緒にいられるのは杏ちゃんのおかげです。恩人です。」と三隅は答えます。

 

 

三隅は「お墓参りしたいんですけど、どこにあるかわかります?」と聞きますが、「いえ、母親が遺骨を取りに来たんですけど、お墓作ってないんじゃないですかね。」と答えました。

 

 

三隅は隼人の手を取って歩いていきました…。

 

 

 

 

 

映画あんのことの結末は?なぜ杏は亡くなったのか

 

映画「あんのこと」の主人公杏は最後、マンションのベランダから飛び降り、亡くなります。

 

この映画は実話に基づいていますが、モデルとなったハナさんも自ら死を選んでいるそうです。

 

杏が自ら死を選んだのは唯一の希望となっていた隣人の息子の隼人すら奪われ、頑張って絶っていたクスリを再度やってしまったことで自ら絶望をしてしまったのでしょう。

 

一度は包丁を手に持ち、母親を殺すことも考えた杏ですが、それよりも自らの死を選んだのは残されることになる大好きなおばあちゃんのことを考えたからかもしれません。

 

 

 

映画「あんのこと」を見た私の感想!杏の話は実話であるというショッキングさ

 

「あんのこと」は杏と同様に母親から虐待を受け、学校にも行かずに体を売ることを強要されていた少女のハナさんをモデルにしている過酷なストーリーです。

 

私が実際に見て感じた感想をまとめました!

 

 

映画「あんのこと」を見た私の感想 ①杏の不遇な人生が見ていてつらい

 

杏は長年虐待を受け、売春や薬物中毒などでかなり過酷な人生を歩んできた少女です。

 

薬物で逮捕され、刑事の多々羅と出会ったことをきっかけに、母親から自立し、介護施設で働くという夢もできます。

 

しかし、ことごとく母親に連れ戻されそうになる杏の人生があまりにかわいそうで仕方ありませんでした。

 

「おばあちゃんがコロナになったかもしれない。帰ってきてほしい」と切望され、預かっていた隼人と一緒に実家に帰ったところ、おばあちゃんは元気であったことが判明。

 

お母さん、そういうところだけは頭が回るんですね…。まじでクズ過ぎる。

 

自分が母親なのに杏のことを「ママ」と呼んで甘えるところもなかなかにしんどいです。

 

杏にすがることしかできない母親もある意味社会の犠牲者なのでしょうが、こうした虐待・貧困の連鎖はリアルに何件も起こっているというのが悲しいです。

 

また、本来愛情を受けてこなかった杏が突然預かることになった隣人の子どもの隼人をしっかりと育てようとしていた姿も印象的でした。

 

呆然自失だった彼女が誰かに愛を注げるような心を持てるようになったことにほっとしていたのに…。

 

 

本作のキャッチコピーは「彼女は、きっと、あなたのそばにいた」ですが、もし杏のような少女が身近にいたとしたら私たちはどうすべきだったか、そして社会はどうあるべきなのかが問われている気がします。

 

 

映画「あんのこと」を見た私の感想 ②支援者すら犯罪者だったというえげつなさ

 

杏が再生のきっかけをつかむことになったのが刑事の多々羅との出会いでした。

 

多々羅は薬物中毒者を支援しており、過去の犯罪者たちからも感謝をされていました。

 

しかし、実は多々羅は女性たちに体の関係を強要していたことが判明し、逮捕されてしまいます。

 

これもまた実話で、ハナさんを支援していた元刑事が女性の裸を撮影していたことで逮捕をされています。

 

(しかし、ハナさんが亡くなった後に逮捕されたそうです)

 

弱者に近づき、自分の権力を振りかざして自分の欲望を意のままにしようとするというのが何よりもえげつないやり方です。

 

コロナ禍とも重なり、サルベージは解散され、薬物依存者たちはよりどころを亡くしてしまうという結果になりました。

 

多々羅を告発した桐野も「これでよかったのか」と悩む場面も描かれましたが、多々羅がやってきたことが許されるはずがありません。

 

最近でもトー横キッズとよばれる行き場のない少女たちを支援していた団体のリーダーが裸の写真を撮影し、逮捕されるというニュースもありました。

 

支援するふりをして近づいて、実は悪いことをしていた、というのは本当に汚いやり口ですが、これもまたリアルであることに愕然とさせられました。

 

 

 

映画「あんのこと」を見た私の感想 ③コロナ禍がなかったら杏は生きていたのだろうか

 

杏が孤独になったのはコロナ禍で職場や学校という集団生活から切り離されたことも遠因かもしれないと考えさせられました。

 

多々羅が逮捕され、職場も休職を命じられ、学校も休校になり杏は孤独感を感じていたのでしょう。

 

桐野も杏のことを仕事抜きで気にかけていただろうに、多々羅が逮捕された後、彼が杏をサポートする場面もありませんでした。

 

コロナが流行し始めた頃、未曾有のウイルスということでかなり恐怖をあおられており、自分のことで精一杯になってしまった人も多いのではないでしょうか。

 

私自身もコロナ禍は異常な雰囲気で、もう二度とあのような閉鎖的かつ差別的な空気を味わいたくないなと思っています。

 

感染をしないようにと極力人との関りをなくすことは、人の心を殺すことに繋がっているのではと改めて感じさせました。

 

 

 

 

 

まとめ:「あんのこと」は実話から日本の孤独な社会問題をあぶりだす社会派作品

 

映画「あんのこと」は実話をもとにした過酷な運命を背負った少女案の物語です。

 

私が見た感想は下記の通りです。

 

 

①杏の不遇な人生が見ていてつらい

②支援者すら犯罪者だったというえげつなさ

③コロナ禍がなかったら杏は生きていたのだろうか

 

 

杏の人生をただ「かわいそう」で終わるだけではなく、「杏のような少女に出会ったらどうすべきなのか」を考えさせられる映画でした。

 

しんどい内容とはいえ、しっかりと見なければいけない作品だと思います。

 

興味がある方はぜひチェックをしてみてください!!!

 

 

⇒あんのことはAmazonプライムビデオにて配信中!!