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南くんが恋人!?は1994年からの伏線回収だった?最終回をネタバレありレビュー

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飯沼愛さん主演「南くんが恋人!?」が9月10日最終回を迎えました。

 

 

1994年の南くんが恋人と同じ脚本家の岡田恵和さんとのことで、結末が1994年版と変わるのか、同じなのか注目されました。

 

 

今回は「南くんが恋人!?」の最終回をみて感じた感想をネタバレありでご紹介します。

 

 

 

 

 

 

南くんが恋人!?と過去作の南くんの恋人との違いは?

 

 

南くんの恋人内田春菊さんの漫画を原作にしたドラマです。

 

過去に4回ドラマ化をされていました。

 

 

・1990年 石田ひかりさんと工藤正貴さん TBS 単発ドラマ

 

・1994年 武田真治さんと高橋由美子さん テレビ朝日 連続ドラマ

脚本:岡田恵和

 

・2004年の二宮和也さん・深田恭子さんをテレビ朝日 連ドラ放送

脚本:中園ミホ

 

・2015年中川大志さん・山本舞香さんでフジテレビ 深夜ドラマで放送

脚本:新井友香

 

 

私はもっとも有名なテレビ朝日武田真治さんと高橋由美子さんのバージョン(1994年)を当時小学生で視聴していた記憶があり、今作の復活も楽しみでした。

 

(しかも当時の南くん武田真治さんが出るなんてエモすぎる…)

 

実は1990年に単発ドラマとして放送されていたのが最初らしく、当時から小さい女の子のドラマを作っていたのか!と驚きました。

 

過去のドラマではちよみが小さくなる、という原作通りの設定ですが、今作「南くんが恋人!?」では南くんが小さくなってしまう、という設定であるのが大きな違いです。

 

 

また、Tverで放送されていた時に1994年の武田×高橋ペアの最終回を見直したのですが

原作同様に小さくなったちよみが亡くなってしまう、というラストで結構ショックを受けました。

 

(最終回の内容まで覚えてなかった…)

 

 

2004年の二宮×深田も初めて先日Tverで視聴しましたが、ちよみは小さいままで生き残り、南くんと一緒に暮らす、という一応のハッピーエンドでした。

 

 

2015年中川×山本コンビは最後ちよみが元に戻るという結末のため、一番視聴者が求めているハッピーエンドで終わるストーリーのようでした。

 

 

 

南くんが恋人!?の最終回のネタバレありのあらすじ

 

 

下記ネタバレありのあらすじになりますのでご注意ください!!

 

 

 

ちよみの自宅で小さいままの南くんは堀切家で受け入れられつつあり、一緒に食卓でごはんを囲みます。

 

さらに南くんの大学のバスケ部のメンバーにも小さくなった南くんを会わせて、最後のアドバイスを伝えます。

 

南くんの父はこのままでいるわけにはいかない、とちよみと一緒に南くんを病院に連れていき、精密検査を行ってもらうことに。

 

しかし、結局何もわからず、元に戻る方法は見つかりません。

 

堀切家で大きなケーキをうれしそうに食べる南くんでしたが、彼の姿は消えかかっており、もしかしたらこのまま消えてしまうかも…という不安がよぎります。

 

そしてちよみと南くんは1話で行こうと約束をしていたお城(ラブホテル)に一緒に行こうと決意します。

 

2人でホテルに行き、愛を確かめ合った2人ですが、翌日南くんは消えてしまうのでした…。

 

 

 

 

南くんが恋人!?は脚本家岡田氏による伏線回収だった?

 

 

最終回以前から「南くんはすでに亡くなっている」という説をベースにドラマは進んでいきました。

 

 

4話の終わりに国仲涼子さん演じる南くんと同じサイズの小さい人が登場し、「私たちはすでに死んでいて、おまけの人生を小さくなって生きているの」と語ります。

 

そしてどうやらその女性は亡くなったようだと旦那さんの様子から推測してしまうのです。

 

南くんもトラックに突っ込まれて事故に遭いそうになったところ、小さくなってしまったという経緯もあり、「自分の人生はすでに終わっている…」ということを考えるようになってしまいます。

 

 

ちよみも南くんも残された時間がわずかだと感じ、一緒に過ごす日々を大事にしていきます。

 

 

今作は1994年の武田×高橋と同じく岡田氏が脚本を担当しており、ドラマが進むにつれて「これは岡田さんが当時やりたかったことを再度伏線回収しているのでは?」と思うようになりました。

 

 

1994年版と最も違うのは「小さくなった南くんをみんなに知らせる」という点です。

 

 

実の父だけではなく、堀切家の家族、そしてバスケ部のメンバー、学校の先生など南くんが悔いがないよう直接会っておきたかったであろう人たちとの時間を過ごしています。

 

 

この展開は岡田氏が「当時の小さくなったちよみにこうしてあげるべきだった」という思いが込められているようにも感じました。

 

 

私はこのドラマが始まった当初は「今度こそはハッピーエンドになるのでは」と思っていたのですが、その予想を打ち砕かれてしまい、ちょっと悲しい気持ちもありました。

 

 

結果的に南くんは不幸な事故で亡くなっていた、というのがこのドラマの結末ですが、「人生はいつ何が起きるかわからないからやりたいことは精一杯やるべき」という生き方へのメッセージだったと思います。

 

 

 

 

南くんが恋人!?の主題歌ゆずの「伏線回収」の意味深な歌詞

 

南くんが恋人!?の主題歌を担当したのは2人組のミュージシャンのゆずですが、主題歌である「伏線回収」というタイトルがこのドラマの最終回を示唆されていたのでは、と感じるところがありました。

 

 

歌詞を見ると小さくなった南くんが現れたことでずっと南くんと一緒にいたいと思っていた伏線が回収された!という意味にも思えます。

 

 

北川さん曰く、もともと伏線回収というタイトルの曲を作ったら面白いな、と制作していたところ、このドラマの主題歌の依頼があり、この曲をドラマの主題歌として提供することになったそうです。

 

 

最初はラブコメなのに伏線回収ってタイトルってどうなの??と思いましたが、最終回が終わった今はこんなぴったりな曲になるなんて!と驚きました。

 

 

私はゆずのファンでもあるため、久しぶりにゆずが主題歌を担当してくれて嬉しかったですし、挿入歌としてデビュー曲の「夏色」が再録で毎回流れたのも夏を感じることができてワクワクしました。

 

ゆずの「伏線回収」「夏色(再録)」もぜひ聞いてみてください!

 

 

www.youtube.com

 

 

★ゆずの「伏線回収」が収録の最新アルバムはこちら!

 

 

 

まとめ:南くんが恋人!?は今を生きるべき人たちへの脚本の岡田氏のメッセージである!平成版からの伏線回収

 

 

南くんが恋人!?は過去4度ドラマ化された内田春菊さんの「南くんの恋人」が原作です。

 

今までと違い、南くんが小さくなっちゃった!という設定で、結末は今までの作品と違いハッピーエンドで終わるのか?と注目されていました。

 

 

南くんが恋人!?の最終回は最後は南くんはすでに亡くなっていて、おまけの人生を小さくなって送っており、ラストではちよみの前から消えてしまうという悲しい終わり方でした。

 

 

しかし、家族やバスケ部のメンバーと小さいまま対面するなど、前作ではなかった展開が盛り込まれており、脚本家の岡田氏が1994年版でやりたかった展開を作り上げているとも感じました。

 

 

気になる方はぜひチェックをしてみてください!

 

 

★2024年の「南くんが恋人!?」はテラサで視聴できます!

 

 

★2015年の中川×山本版の「南くんの恋人」はAmazonPrimeビデオで視聴できます!