映画「岸辺露伴は動かない 懺悔室」は2025年5月に公開された大人気漫画岸部露伴シリーズの実写化映画です。
イタリアのヴェネチアのロケで行い、美しい世界観と謎めいたホラー的要素が楽しめる作品です。
今回は映画「岸辺露伴は動かない 懺悔室」のネタバレありのあらすじと私の感想、考察をまとめました!

- 映画「岸辺露伴は動かない 懺悔室」のキャストは?
- 映画「岸辺露伴は動かない 懺悔室」ネタバレありあらすじ!
- 岸部露伴は動かない 懺悔室 結末は?ラストでマリアの結婚式はどうなった?
- 岸部露伴は動かない 懺悔室の私の考察!露伴の指の血の意味とは?
- 岸部露伴は動かない 懺悔室を見た私の感想!
- まとめ:岸部露伴は動かない懺悔室は呪いのホラーが怖いが、翻弄される人間ドラマが見ごたえあり!
映画「岸辺露伴は動かない 懺悔室」のキャストは?
映画「岸辺露伴は動かない 懺悔室」に出演の主なキャストは下記の通りです。
泉京香:飯豊まりえ
田宮:井浦新
マリア:玉城ティナ
ソトバ:戸次重幸
水尾:大東駿介
映画「岸辺露伴は動かない 懺悔室」ネタバレありあらすじ!
映画「岸部露伴は動かない 懺悔室」のネタバレを含みます!ご注意ください!
そこには白っぽい骨のようなものがあり、露伴は手に取ります。
携帯が鳴り、露伴が出ると、「今日からイタリアですよ~!」という編集者の泉の声が聞こえます。
「もう着いている。ヴェネチアだ。」
「はい?」と泉は驚きます。
「予想以上に面白いよ。あちこちに死の影が落ちてる。」
そして泉に「君がいるのは国内線だ。」と伝えたのでした。
露伴は街中を歩いていると、仮面の男とすれ違います。
すると男2人が「日本人?」と追いかけてきます。
男は「日本はイタリアでも人気だよ。ピンクダークの少年は最高だ。」と言い、彼が岸部露伴だと気づきます。
「岸部露伴の作品はマンガじゃない、芸術だ。」と男が言うと
露伴は「僕の作品は芸術なんかじゃない。作品を描いているのは読者に手に取ってもらうためだ。」と言います。
そして「ヘブンズドア」を唱え、2人の男は倒れてしまいました。
露伴抜き取られた財布を手にし、さらに彼らの本を読んでいきます。
「スリ15年、限界だ。何だこんなことをしているのか。」
「やっぱりスリを続ける。」と書いてあった文章に、露伴は「二度とスリはしない。」と書きこみます。
「このマスクを手にせずにはいられなかった。」と書いてあり、男の手には白と赤のマスクがありました。
露伴は壁一面に仮面が飾られてある工房に出向きます。
露伴が声をかけると、奥で仮面を作っていたマリアが対応します。
露伴はスリから取り戻した仮面を差し出し「この工房のものだと聞いて」とマリアに渡します。
「日本の方ですよね」と日本語を話しだすマリア。
「もう戻ってこないと思っていました。私が作ったものではなくて、師匠が作ったものなんです。
このお店はオーダーメイドですべて手作業で作っている工房です。」
「一目で本物だと思ったよ。」と露伴も答えます。
「イタリアにはずっと?」と露伴が聞くと、マリアは「生まれも育ちもイタリアです。父が日本人なので。」と答えました。
露伴は工房にあった鳥のようにくちばしのような仮面を見ます。
それはペストが流行した時に医者がつけていたマスクでした
「医者はくちばしの端の部分に薬草を詰めてかぶっていたんです。
ペストの語源は滅ぼす。まさに死の病ですよね。医者のシンボルですけど、市民にとっては死神に見えたんでしょうね。
見え方ひとつで今と全然ちがうんですよね。」
工房を出た露伴はヴェネチアの街並みを歩いていると、水上バスに仮面をつけた男が乗っているのを見かけます。
露伴は墓地に入り込むと、仮面の男を隠れていました。
そして教会に入り、狭い懺悔室に興味本位で入っていました。
すると仮面の男田宮が露伴を神父だと思って話しかけます。
「神父様、私は罪を犯しました。告解を聞いてください。告解をせずにはいられません。」
「なるほど、告解をしたい、と。」
「懺悔してこの罪から逃れられるなら。」
「あなたは日本人でしょう。」
「はい、神父様も日本の?」
その後お互いに日本語で話し始めます。
「どうして仮面を?」
「秘密を抱えることは苦しい。それが重大であればあるほど。時間が経てばたつほど苦しみ、心は悲鳴を上げていく。」
「あなたの救いになるならどうぞ。」
仮面の男は告白をし始めました。
「すべてはあの日、25年前のあの日から始まりました。
無計画に世界中を旅していた私はヴェネチアで有り金を盗まれてしまい、働き始めました。
しかし、外国人ということもあり思うようには稼げませんでした。」
当時男は肉体労働の現場でイタリア人からひどい扱いを受けていました。
お昼の時間にも「お前は1人で2階を片付けておけ」と一人指示されてしまいます。
すると浮浪者のソトバがやってきて「なにか食べるものをください」と物乞いをしてきます。
「あなた日本人ですよね、同じ日本人同士、助けて頂けませんか…。」と懇願。
男はリュックから食べ物を出し、ソトバが「この上ない幸せ…」とかじりつこうとすると、
「気に入らないな」と食べ物を奪います。
「俺は必死で働いて食べ物を買っている。」
ソトバは「病気をしてけがをして働けなくなってしまった。」と説明しますが、男は聞く耳を持ちません。
「お前が言うべきは食べさせてくださいじゃなくて、働かせてください。だろ。食べたきゃ働け。」
「もう5日も食べていません。せめて一口だけでも…」と言いますが、男は無視をします。
ソトバが荷物を運ぼうとしますが、体力がない彼はまともに動くことができず倒れてしまいます。
「私も夢を持ってこの国に来た。それなのに俺だけが怪我をして病気になる…。」と文句を言いながらソトバが荷物を1階に運ぶと、階段で転げ落ちてしまいます。
男がソトバの姿を慌てて見ると、ソトバは階段下で血を流して倒れていました。
同時に男はソトバの幻影に足を掴まれます。
「俺は暗い絶望の中にいる。俺は絶対に忘れない。お前が幸せの絶頂の中、俺以上の絶望を味合わせてやる。」
ソトバは頭を打って死んでしまっていました。
田宮は語ります。
「私は知らなかった。彼が本当に病気だったこと、本当に5日間も食べていなかったことを。」
露伴は「夢でも見たんじゃないか」と聞きますが「夢ならばどんなによかったでしょう。
しかし、恐ろしいことはこれからでした。」
「あの日から突然良いことが続くようになりました。
幸せが襲い掛かってきたのです。
親戚の遺産が舞い込む、サッカーくじが当たる、土地が何十倍もの金額で売れる。
モデルの女性と結婚するなど幸せがどんどん入り込んできたのです。
ですが、あの浮浪者の呪いを忘れたことはありませんでした。
当時、男が経営する会社のガラスの特許が取得できたと部下から電話が入りました。
しかし、男は「すべて公開してしまえ」と答えます。
やつは私を殺しに来る。
私は幸せは少しだけ手放すようにしていました。
幸せの絶頂にあの呪いがやってくる。
しかし、娘だけは…。娘への愛情だけは…。
ある日、娘のマリアが広場でポップコーンを飛ばしながら食べているのを男は見守っていました。
産まれて初めて思いました。
「何て幸せなんだ。」と。
すると、赤いベールを着た少女に浮浪者のソトバがの霊が乗り移り、舌が話し始めます。
「約束だ。戻ってきたぞ。
ようやく幸せの絶頂に辿り着いた。
お前は俺の呪いが来ないように戦っていたが、娘の前には逆らえなかった。
俺と同じ絶望を味合わせてやる。絶望を感じて死ね!!」
「逆恨みはやめろ!」と男は対抗しますが、ソトバの霊は続けます。
「お前がそのポップコーンをあのランプより高い位置に飛ばして口でキャッチを3回続けてできたら俺は逆恨みだと受け入れよう。
しかし失敗したら最大の絶望を受け入れろ。」と指示します。
男はその要求を受け入れるしかありませんでした。
そしてランプより高くポップコーンを飛ばしてキャッチしようとしますが、太陽の光がまぶしくて一瞬見失います。
顔の落ちたポップコーンを口までなんとか運び、どうにか口の中に入れることに成功。
男は「太陽がまぶしい。日陰でもいいだろ」と交渉をしますが、
「次は何を要求するつもりだ。
風が吹くから家の中にしてくれと言うか、汗が邪魔だから冬にしてくれと言うのか?
時は今だ!!!」と一蹴します。
2投目。
男はポップコーンを投げますが、ポップコーンを鳩が狙っていました。
鳩の注意を引くために、男はポップコーンの袋を引きちぎりまき散らします。
鳩が一斉に落ちたポップコーンに集まり、なんとか男はポップコーンをキャッチすることに成功します。
しかし、多くの鳩たちがポップコーンに群がってきてしまい、あっちいけ、と言います。
「鳩を集めたのはお前のせいだろう。」
3投目。
ポップコーンを投げると、男はライターで火をつけます。
燃えてるポップコーンを鳩は食べないだろう。
しかし、燃えるポップコーンは顔に当たりますが、あまりの熱さに口に入れることができず落としてしまいます。
「審判は下った。」
ソトバの亡霊は言いました。
男は慌てて走って逃げますが、ふと手を見ると血まみれになっていました。
男が逃げてすれ違った時にガラスがあたっていたため、大けがをしてしまい命を落とします。
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神父に話す田宮は「私のことを生きているじゃないか、とお思いですよね。
そこなんですよ。私が懺悔したいのは。」と露伴に語ります。
「懺悔なんて無駄だ。絶対許せない。
この恨みはずっと消えない。」
露伴は浮浪者と若い頃の男の影を確認します。
「もう一度最初から読みたい。」
男の本には血がついていました。
露伴は仮面の男田宮の本を読み始めます。
その後私に幸せが襲ってきた。
私はこのままでは幸せになってしまう、と確信した私は、スリをしていた日系人を執事として雇った。
そして彼と顔と声を私と入れ替わることを了承した。
計画はうまくいった。
そして男と入れ替わったスリの男はポップコーンの呪いを受けてしまいます。
その間、本物の男は娘を抱っこして逃げていたのでした。
血を流して絶命しようとしている男は本物の田宮に
「旦那様、今分かったぜ、
売られていたんだ。俺じゃなくてあんただ。許さねえ、絶対。
娘が幸せの絶頂の時、あんたに絶望を味合わせてやる。
必ずだ。」
と最期に言ったのでした。
何とかしなければ。
娘を幸せの絶頂の幸せに押し上げてはならない。
娘の幸せが大きくならないようにした。
幸運の印をさかさまにしたり、鏡を割ったりと田宮は娘が幸せの絶頂にならないように苦心します。
しかし、それも限界。
娘に最大の幸せが訪れようとしています。
読んでいた露伴ですが、物音がしたため、本を読むのをやめます。
そして田宮が目を覚めます。
「神父様、私は救われるでしょうか。無理ですよね。いくらなんでも。」」
田宮は教会の中を黒い傘をさして歩きます。
「あんた、室内を傘をさすなんて不幸になるよ。」と女性から話しかけられていました。
露伴は教会の懺悔室を出て、街を歩いていると、指に血がついていることに気付きました。
その頃、露伴の担当編集者の泉は露伴が仕事をする予定の大学の図書館の建設予定地を訪れていました。
すると泉を露伴の大ファンというロレンツォが歓迎しますが、「露伴先生は?」と聞きます。
泉は露伴に電話をして早くこちらに来るように言いますが、露伴はいい返事をしませんでした。
露伴は街中を歩いていると、突然赤い花束を持っている女性に突然花束を押し付けられます。
すると、「泥棒!!」と叫ぶ女性の声が聞こえます。
白いドレスを手にしていた男性が泥棒だと思った露伴は花束を強引に押し付けようとします。
そして泥棒の男は白いドレスを川に投げ入れてしまいました。
泥棒を追いかけてやってきたのはマリアでした。
露伴はドレスを川から拾い上げ、コートが濡れてしまったためマリアの自宅に案内されます。
マリアの住むマンションに入ると「こっちにおいでー」とささやく声が聞こえます。
「この家、呪いの館と言われているんです。住民が次々と亡くなっていて。縁起が悪いからって安くしてもらっています。
私にはこのくらいがちょうどいいんです。」
マリアの部屋に入ると、露伴は「さっきのドレスは君の?」と尋ねます。
「明後日結婚式なんです。でも何とかなるかと。」
マリアは宅配業者から別のドレスを受け取っていました。
「以前ブライダルドレスのモデルをしていた時に結婚のお祝いですって。」
さらにベールも届いていました。
「イタリアでは既婚者から何かもらうのがしきたりなんです。ローマの友人から届きました。」
幸運が続くマリアに「怖いくらいの幸運。呪いみたい」とつぶやきます。
「幸運も呪いも表裏一体。受け取る人次第。」
そして部屋には割られた鏡が飾られており、露伴は気づきます。
「そうか、君は…。」
さらに泉から露伴は電話を受け、「ロレンツォさん明後日結婚式なんですって!露伴先生にも出てほしいって言ってます!」と言います。
ロレンツォは露伴が結婚式に参列してくれると聞いて、大喜び。
テンションが上がり、ロレンツォは泉を抱きしめます。
その様子を隠れて写真にとる男がいました。
露伴はマリアにロレンツォが婚約者であることを聞きます。
露伴は「出来過ぎだ。偶然ではない。」と言い、マリアに「ヘブンズドア」を唱えます。
「呪いなのか、読ませてもらう。」
そしてマリアの本を読み始めます。
10歳のころ、私の周りから1番が消えていった。
マリアは仮面のショップで気に入った仮面を欲しがりますが、父からこれにしなさいと別の仮面を渡されます。
しかし、いつも別の方から1番はやってきた。
マリアがあきらめた仮面は店主がマリアにこっそり手渡してくれていたのでした。
父は常にマリアに幸せになってはいけない、と言い続けており、不幸の象徴を身に着けるようにしていました。
私が幸せになったら死ぬ。
私は理不尽にやってくる幸運を防ぎ続けた。
仮面職人を仕事にしたのは運に頼らないものづくりだったからだ。
そして幸せはまたやってきた。
マリアは偶然婚約者であるロレンツォと出会います。
彼にすべて打ちあけたが、ロレンツォはひるまなかった。
1番の人と婚約をした。
すると、傘を差した父の田宮がマリアの家を訪れます。
父田宮はマリアの結婚に反対をしていました。
「あの男はお前にふさわしくない。お前の見ていないところで女遊びをしている。」とロレンツォが泉と抱き合っている写真を見せます。
「こんなの私が信じると思う?」とマリアは相手にしませんでした。
田宮はドレスを持って屋上に行き、露伴もついていきます。
田宮は露伴に「あなた、昨日の教会の神父さんでしょう。
神父さんじゃないんですか。」と尋ねます。
「あれはちょっとしたアクシデントで。懺悔を聞いたのは謝る。」と弁明します。
田宮は「本当に気を付けた方がいい」といい、ドレスを街灯のランプにひっかけて去って行きます。
田宮が去った後、マリアは露伴に自らの結婚について相談をしていました。
すると、水上バスで泉とロレンツォが現れます。
泉はカフェで露伴から呪いの話を聞き「なんなんですかね!」と答えていました。
さらに「死んだら呪いは終わりなのか」ということを語ります。
すると、カフェからオーダーミスで、と言われてプレートが届き、さらに隣の客から今夜のオペラのチケットをもらいます。
泉はのんきに喜びますが、露伴は苦々しい表情をしていました。
オペラの会場に来た露伴と泉。
道化師の男は娘をもてあそんだ侯爵の男を殺し屋に殺害を依頼。しかし、公爵を愛している娘は彼をかばって亡くなります。
泉は「私は生きて絶望してほしいなって思います」と露伴に言います。
さらに泉はメールでイタリア版の露伴の漫画が好調で、海外でも重版が続いていました。
露伴は指に血がついているのを確認します。
「ここにきてなめられたものだ。」
露伴はオペラの会場を出て、歩いていきます。
すると、田宮の手先の男2人に出会います。
「探していた男に会うのも幸運か。」
彼らは田宮からマリアの結婚式を阻止するように指示されており、さらに最悪花婿を殺せ、と言われていたのでした。
露伴は本に「殺人の命令を受けない」と書きこみ、さらにもう1文書きこみました。
露伴はもう一度オペラの会場に戻ると、リゴレットが亡くなった娘を抱きしめているシーンでした。
翌朝、ロレンツォがマリアの元を訪ね、「今日結婚式をあげよう」と言います。
反対している父を出し抜いて勝手に結婚式を挙げようとしていたのでした。
しかし、その言葉を田宮の手先はすでに聞いていました。
露伴は教会に行こうとする田宮を見つけます。
田宮は結婚式を強行しようとするマリアに絶望をしていました。
そして露伴の足元に宝くじが枚飛びます。
「うっとおしい」
「僕は漫画家だ。そこに幸運が入り込む余地はない。あくまでも読者に漫画を届けるだけだ。」
そして田宮に「呪いを成就させるべきだ。結婚式を挙げさせろ。」と言います。
「無理無理無理無理!!マリアは絶対結婚できない!」と田宮は逆上します。
イラついた露伴は宝くじを踏みつけ、「僕にはこんなものいらないんだよ!!」と叫びます。
そして田宮に告げます。
「明日の結婚式は今日にした。私の呪いは授受するまでだ。
そのためには幸せの絶頂に押し上げる。」
すると、田宮は頭に拳銃を押し付けます。
しかし、弾は出てきません。
「ロシアンルーレットだと思うだろう。弾は入っている。たまたま空砲だっただけだ。」
「あなたの幸運が宝くじで終わらなければいいが。」
そして田宮はマリアの結婚式が行われる教会に向かいます。
マリアとロレンツォは静かな教会で結婚式を挙げていました。
後ろには泉が参列していました。
しかし、教会の後方には田宮の手先の男が控えて拳銃を打ちます。
ロレンツォをかばってマリアが胸を撃たれ、倒れてしまいました。
そこに田宮、その後に露伴が教会に入ってきます。
倒れたマリアは「これで呪いは終わるね。」と駆け寄ってきた父の田宮に伝えます。
露伴は「僕のせいで…詰めが甘かった…。調子に乗ってしまった。ここまで予測できなかった。」と自分を責めていました。
田宮は「これで助かった」と言って教会から去って行ったのでした。
田宮が出て行った後、「もういいよ」と露伴は言い、マリアが起き上がります。
泣いている泉にマリアは「だましていてごめんなさい。この血も偽物なの。」と言います。
「死は絶望なのかって。大事な人間の死の方が絶望は大きいはずだ。」
露伴は男の手先の頭の本の中に「必ず空砲を使う」と書きこんでいたのでした。
改めて別の教会でマリアとロレンツォの結婚式が行われ、泉と露伴は参列をしていました。
泉は「私も演技したかったな~。後ろの人も演技ですか?」と尋ねます。
露伴は「そんなところかな」と答えます。
結婚式では指輪を落としてしまい、2人は大慌て。
「もうこれから幸せに襲われることはないだろう。」
マリアは露伴に声をかけ、「私思い出したんです。仮面づくりを仕事にした理由。
自分が納得する最高の作品だけは自分しか選べないから。」と伝えます。
露伴は「一生かかってもたどり着けるかどうかだな。」と答えます。
その頃、ロレンツォは泉に「マリアにとって今日が最高の1日になったかな」とこぼしていました。
泉は「今日が最高な1日なんか決められないじゃないですか。」と答えました。
ロレンツォは花婿衣装に露伴のサインをしてもらっていました。
露伴は1人で消えた父の田宮のことを思い出していました。
彼は生きる。生きる限り呪われ続けるだろう。
田宮は浮浪者と過去の自分の顔をまとった男2人の呪いを抱えながら街をさまよっていました。
幸運も呪いもこの街をかつて襲った疫病のように理不尽だ。
だが、それに立ち向かい、それでも這い上がっていく人たちを何であれ尊敬するね。
指を見ると、その手にはもう血はついていませんでした。
川辺の街灯のランプの場所で泉と露伴は話をしています。
泉は露伴に「幸運のお守りです」と渡しますが、露伴はいらんと言います。
「これがあったから幸運だったんですよ~」という泉。
露伴は「君、イタリア語話せるのか?」と露伴が聞くと、泉は「全然」と答えました。
岸部露伴は動かない 懺悔室 結末は?ラストでマリアの結婚式はどうなった?
絶望を恐れて娘マリアの結婚式を妨害してきた父の田宮。
予定した日を前倒しし、別の教会で結婚式を挙げようとしたところ、花婿のロレンツォめがけて手先の男が撃った銃が当たり、かばったマリアが倒れます。
しかし、それは露伴が仕組んだ狂言で、マリアは倒れたふりをしただけでした。
別の教会で無事にマリアとロレンツォは挙式を上げ、無事に結婚。
呪いの連鎖を断ち切り、露伴自身にかかっていた呪いも消えたのでした。
ずっと呪いに縛られていた田宮自身は2人の呪いの重りを背負いながらずっとうつろいさまよいながら生き続けていきます…。
田宮とマリアの親子の対比をはっきりと見せつけられるラストだと思いました。
岸部露伴は動かない 懺悔室の私の考察!露伴の指の血の意味とは?
岸部露伴は動かない懺悔室ではミステリアスな謎に満ちたシーンが多数登場します。
「幸福になる呪い」テーマになっている今作ですが、私なりに呪いについての考察をしてみました!
岸部露伴は動かない 懺悔室の私の考察 ①露伴の指の血の意味は呪い
仮面の男の懺悔を聞いて、彼の本を読んだ後、露伴はたびたび指に血がついているのを見つけます。
その間、露伴には次々の幸運が訪れ、まさに田宮が陥った「幸運の呪い」に露伴自身がかかってしまったことの暗示でした。
しかし、露伴は呪いにより海外版の漫画がヒットしたりすることが許せず、その呪いを断ち切ろうとします。
それは1番好きな人と結婚しようとするマリアも同様であり、彼女の手助けをすることで、露伴は「幸運の呪い」から抜け出すことができたのです。
最後には指に血のりはつかなくなり、呪いの成就が叶ったことを示唆していたと思います。
岸部露伴は動かない 懺悔室の私の考察 ②呪いに関わった男たちの共通点は逆恨みだったこと
「幸運の呪い」の恐ろしさを表現している懺悔室のエピソードですが、田宮のように呪いに飲み込まれてしまう人にゾッとさせられました。
田宮が恨みを買った浮浪者と水尾(元は自身の執事の男)の呪いに苦しめられていましたが、気になったのは彼らが2人とも「他責」だということなんですよね。
浮浪者はけがをして病気をして働けなくなった、と自身の境遇を嘆いていました。
もちろんけがや病気は気の毒なことですが、浮浪者になる前にできたことはあるのではと思いました。
浮浪者の境遇が多くは語られないので不明ではありますが、日本に帰るなりなんなりできたのでは…と感じてしまいました。
ポップコーンの呪いを突きつけた時に言った「逆恨み」の言葉そのままだと思います。
また、元はスリをしていた男がお金持ちの田宮に雇われ、顔と声を変えられてしまい、呪いの身代わりとなってしまいました。
彼も最期の時に田宮に呪いをかけますが、きっとそれまではろくな人生を歩んでこなかったのだろうなと思います。
どちらも自分の身を振り返らずに人を呪うことでしか怒りを消化できなかった「他責」が恐ろしい呪いの連鎖を作ってしまったのでしょう。
さらに田宮自身も「他責」の思考だからこそ、2人の呪いに大いにはまってしまったことが予想できます。
似たもの同士が一緒にさまよい続ける呪いはなかなかにヘビーでダークでした。
それは自らの手で運命を切り開こうとするマリアや露伴とは対照的に描かれていました。
岸部露伴は動かない 懺悔室を見た私の感想!
岸部露伴は動かない懺悔室は美しいヴェネチアの風景と今までのシリーズらしいダークな呪いのホラーが心に突き刺さるストーリーでした。
呪いのシーンは相変わらずちょっと怖かったです。(特に浮浪者がベロに乗り移るところは気持ち悪い…)
私が実際に見て感じた感想をまとめました!
岸部露伴は動かない 懺悔室を見た私の感想 ①ヴェネチアの闇の部分を描く
イタリアのヴェネチアと言えば、屈指の観光名所として有名であり、実は私自身も新婚旅行で行ったことがある場所です。
水の都として有名で、水上バスや橋などの美しい景観で華やかなイメージが強い観光地ですが、今作ではヴェネチアの負の歴史やダークな部分を描いているところが印象に残りました。
ヴェネチアの象徴である水のシーンもそこまで多くないのも予想外でした。
露伴がヴェネチアで「死の影がある」と言った通り、ペストの流行や戦争の舞台になったなどの悲しい歴史が呪いに繋がっているのだと思います。
明るい観光都市だけではなく、負の側面も抱えていたというのを伝えることにより、都市としての印象がまったく変わったのがこの映画を見てよかったことのひとつです。
岸部露伴は動かない 懺悔室を見た私の感想 ②どんでん返しの展開に惹きつけられる!
今作では「え?どうしてそうなるの?」というどんでん返しの展開が続いて目が離せないストーリーでした。
井浦新さんの回想として登場したのは大東駿介さんであり、ポップコーンの現場では井浦新さんも大東駿介さんもいるし、なぜ?と思っていたら、
なんと整形により顔を変えていたということが判明し、驚かされました。
(井浦さんと大東さんの顔を手術だとしても入れ替えられるのか?というのは置いといて)
また、結婚式でマリアが撃たれて倒れるというショッキングな展開に唖然としていたら、まさかそれは虚言であることが判明。
(誰も救急車を呼ばない、露伴先生が明らかにらしくない言動から何かあると思いましたが…)
予想外のどんでん返しの連続でとても面白かったです。
岸部露伴は動かない 懺悔室を見た私の感想 ③露伴先生の漫画家としてのプライドがかっこいい!
今作では自らも「幸福になる呪い」がかけられてしまった露伴先生。
海外版の漫画もヒットするなど仕事にも「幸運」が舞い込みますが、先生はそれをうっとおしい。と一蹴。
自分の漫画家としての実力で読者に届けたい、という露伴先生の漫画家としてのプライドがよく伝わるセリフだなと感じました。
冒頭でスリのあった男から「露伴の漫画は芸術」と言われて怒るところも、一介の漫画家としての存在を超越していると思います。
露伴先生は「とにかく素晴らしい作品を読者に届けたい」その一心で、熱心に取材も続けているし、作品に向き合っているんだなと感じてかっこよかったです。
岸部露伴は動かない 懺悔室を見た私の感想 ④泉京香が実は最強?
原作にはほとんど登場しない編集者の泉ですが、ドラマ版ではレギュラーとして欠かせない存在になっています。
今作でも「私なら生きて絶望を感じてほしい」という一言で、露伴は計画を思いつきます。
あっけらかんとしている性格に見えても、実は露伴先生のアイデアに刺激を与える存在になっているところが素敵ですよね。
「今日が最高な日なんてわからない」という超前向きにポジティブな性格だからこそ、おそらく今回の呪いも泉にはかからないでしょう。
前作の映画「ルーヴルに行く」でもあの黒い絵を見ていたのに幻覚を見なかった泉なので、呪いがかからない女として、今後も露伴の相棒として一緒に謎を追い続けるのでしょう。
(結婚してからもご夫婦で作品に出てくれるのも本当にありがたい!!!公的な新婚旅行…)
まとめ:岸部露伴は動かない懺悔室は呪いのホラーが怖いが、翻弄される人間ドラマが見ごたえあり!
岸部露伴は動かない 懺悔室はヴェネチアを舞台に繰り広げられる呪いに関する人間ドラマが見ごたえありです。
私が考えた今作の考察は下記の通りです。
①露伴の指の血の意味は呪い
②呪いに関わった男たちの共通点
私が感じた今作の感想は下記の通りです。
①ヴェネチアの闇の部分を描く
②どんでん返しの展開に惹きつけられる!
③露伴先生の漫画家としてのプライドがかっこいい!
④泉京香が実は最強?
ヴェネチアに行った気分になれる美しい景色と重厚な呪いを巡る人間ドラマをぜひ劇場でチェックして見て下さい!!
★前作の「岸部露伴 ルーヴルに行く」はこちら!
dramalife-blues.hatenablog.com